なぜ(背景)
クラウドへの移行はますますどの組織にとっても最優先事項となって来ています。しかし、クラウドの戦略的なメリットを活かし、その導入を本格的に拡大することは容易ではない場合があります。これは多くの場合、既存のIT運用モデルが従来のプロセスや技術に縛られており、クラウドの俊敏な性質(アジリティ)とうまく噛み合っていないことが原因です。クラウドの真の価値を手にするためには、IT部門の働き方や、ITとビジネスとの連携方法を変えることが不可欠です。フレームワークを活用することで、将来のクラウド運用モデルへの道のりを構築・設計するための構造化されたアプローチ(確かな道筋)を整えることができます。
何が
クラウド運用モデルの構築においては、目的地(ゴール)と同じくらいそこに至るまでの道のり(プロセス)が重要です。まずは、自社がクラウドへの取り組みにおいて現在どの位置にいるのかを把握し、目指すべき適切なゴールを定めることから始まります。もしこれから始めるのであれば、最初のステップとして、既存のハイブリッドITモデル(クラウドと従来のITの組み合わせ)の中に、新しいクラウド機能を導入することが有効なアプローチとなります。これにより弾みがつき、主要なステークホルダーからの支持を得やすくなります。例えば、より複雑なビジネスアプリケーションに移行する前にまずはOffice365のような生産性向上サービスから始めることができます。しかし、ビジネス部門やITスタッフのより幅広い同意を得ることは依然として課題となる場合もあります。成功を確実にするためには、ビジネスの推進要因とメリットを概説したクラウド戦略と、リスク評価や投資計画を含んだ現実的なロードマップが必要です。もしすでにクラウドへの取り組みが進んでいるのであれば、クラウドのビジネス価値を最大限に実感するために運用モデルのより抜本的な変革が必要になるかもしれません。これにはチームにクラウドの原則を定着させるための役割の変更や組織再編、および「クラウド導入フレームワーク(Cloud Adoption Framework)」に合わせた運用モデルの再構築などが含まれる場合があります。
もたらされる成果
ゴールはICTアプリケーションおよび運用機能における「人材(People)」、「プロセス(Process)」、「テクノロジー(Technology)」の各能力を近代化(モダナイズ)できるよう、各部門を導く運用モデルを確立することです。クラウド戦略とこのように足並みを揃えることで自信を持ってクラウド化を拡大し、期待されるメリットを実現し、セキュリティリスクやクラウドコストを効果的に管理できるようになります。
どのように(解決策)
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